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【行田観光ボランティア会】

地域に根付いた活動で行田をPR
【行田観光ボランティア会】

[2017年3月22日]
行田市は、映画「のぼうの城」のモデルとなった忍城や、関東最大級の大きさを誇る「埼玉古墳群」
などがあり、古代のロマンと歴史が息づいている街です。
行田観光ボランティア会は、平成10年より忍城址や埼玉古墳群、足袋産業、古代蓮の里などの
観光拠点を中心に、年間100件約3000人に無料で観光ガイドを行っています。
今回は、行田観光ボランティア会の会長の清水威男さん、副会長の鈴木孝佳さんにお話しを伺いました。
 行田観光ボランティア会の設立までの経緯について教えてください。

 平成9年6月に行田市主催の養成講座が募集され、先進地の視察等があり、平成10年4月に
10名で発足されました。その後、行田市の発展、街の活性化に寄与したい人が集まり、現在まで活動
を続けています。現在30名程度で活動しています。




 ガイドについて教えてください。

 観光案内所を通じ予約制にて、無料でガイドを行っています。

お客様の要望をよく聞いて、希望に沿ったコースを調整しています。当日も車の多い場所では、
お客様の安全に注力し、天候やお客様の体力、お帰り時間などに気を配るようにしています。団体の場合は、
複数の会員で対応し、役割分担や下見を行い当日に備えています。
専門的な歴史研究会や障害者団体等の難しい要望にも会員同士協力して、対応できるよう取り組んでいます。
 古代蓮の開花時期の活動について教えてください。

 古代蓮の里公園では夏の季節古代蓮と世界の蓮が12万株咲きます。6月下旬~8月上旬の土、日、祝日
などの午前中4時間、5名程度が公園内に常駐して蓮のガイドを実施しています。

「おっせっかい」にならない程度に声をかけ、古代蓮が発芽した経緯や蓮の一生について
説明をしています。お客様はとても喜んでくださりますし、花を見ての御案内ですので、
私達も楽しいひと時です。
1シーズン中のガイド人数は2000名以上となり、18年間継続してます。

 

 会の人材育成についてお聞かせください。

 まず会員には養成講座を受講してもらいます。さらにマニュアルによる座学と現地による講座を
3回程度行います。その後はお客様のガイド時に先輩会員について案内の仕方を学習します。

講師を招いて講習会を開催することや、県内外で開催される講座やイベントに積極的に参加するよう情報提供
を行い、会員の資質向上に努めています。

会員それぞれが日々の研鑽を積んで、お客様から「行田に来てよかった!」と満足してもらえるよう努力しています。




 県内の観光ボランティア団体との交流はありますか。

 年に1~2回他市の観光ボランティア会との交流会を開催しています。他市の観光状況、ガイドの仕方を
学習して今後のガイドに生かしています。他の団体との交流をもつことは視野も広がり、ガイドの向上に役立っています。

 

 今後の抱負などをお聞かせください。

 私たちは、訪れるお客様が観て、触れて、食して、交わって、「行田を体験」することで
「今日は、疲れたけれど楽しかったなぁ」と思って頂けるようなお手伝いになればと思います。遠方からのお客様を
温かくお迎えして土地の 紹介、歓談の中に普段にない空間を感じてもらえるようこれからも努力していきたいと
思います。